リーディングの鍛え方
リーディングで必要なのは
基本英単語を暗記してること
prefixとsuffixを理解してること
推測力
進行形と品詞を理解してること
主題を理解する力
この5つがあればほぼ確実に高得点は狙えます
じゃあどうやってこれらを鍛えればいいのか
基本英単語は単語帳を見て暗記するだけですね
英単語ですが、くれぐれもTOEFL 3800とかは使わないでください
完全にオーバーワークです
TOEFLでは日本の中学レベルの語彙力があれば十分です
もちろんそれで知らない単語は出てきます
ですが、中学レベルの語彙力があれば他の能力をあわせ、消去法で解くことができます
次にはprefixとsuffixを理解すること
TOEFLでは基本的な言葉にprefixやsuffixが付き、意味が変わった単語を出すことがあります
たとえば、disadvantageやdescendという言葉
disadvantageという単語が分からなくても、advantageという単語とdis-というprefix
descendの場合はascendという単語とde-というprefix
が理解できれば簡単に意味が推測できます
もちろん理解できていてもその場で解けない人もいます
そのために、過去問を反復し、推測力を鍛える必要があるのです
多分一番重要なスキルになってくるのが品詞と進行形を判断できる能力です
TOEFLの穴埋めでは、ほぼ確実に品詞や進行形が合わない単語が出てきます
過去問ではないのですが例えば、
Yesterday, I went to ___ a movie with my friend
a) killed b) ate c) dog d) watch などの問題の場合
killedというのは過去形の動詞ですね
"I went"とありますので過去形の動詞が入る場合重複になります
"went"ということは既に行動が終えられているという意味を表しているので過去形の動詞で表現を重複する必要はありません
よって"killed"は不正解
ateというのも過去形の動詞であるため同じく不正解です
"dog"というのは名詞ですので"I went to ___."であれば正解の可能性もありますが空欄に続いて"a movie"と続くので"a movie"に付く動詞でなければなりません
"watch"は基本形の動詞ですね
基本形であるため表現の重複ではありませんし、文法的に"a movie"には動詞が付くので品詞としても相応しいです
よって"watch"が正解です
基本的にこれだけで問題が解ける訳ではないのですがほぼ確実に意味が理解できなくてもこの方法で不正解のオプションを省くことが可能です
なお、「文法的に」と言いましたが、公式ガイドに基本文法の構成が説明されているのでそれを参考にしてください
次は単語の意味というより、読解問題についてですね
主題を理解するのは一番大変です
多分TOEFL全体で一番身に着けるのが難しい力です
過去問をやって、TOEFLがどのような文がどのような主題だと言ってるかを知ることです
過去問を通し、傾向を理解することが重要です
注意しなければいけないのが、自分がどういう主題だと思うのかではなく、回答を作ってる人たちがどういう主題だと思ってるかです
ちなみに、TOEFLの問題の場合、最初の段落に主題の大きなヒントがあることが多いです
最初の段落に注意しながら考えてみるのがいいでしょう
リーディングで必要になってくるスキルはこんなものでしょう
ちなみにTOEFLのリーディングでは一つ特殊な質問があります(ちなみに一番高得点配分)
複数のオプションから重要な点を決め、順番に並べる問題です
これで重要になるのはやはり主題ですね
オプションを見て、どれが主題に貢献してるかを分析する必要があります
例えばオリンピックで麻雀が採用されるべきだって抜粋で、採用されてるサッカーとこういう共通点があるから採用されるべきだというのは主題に貢献するので重要だと言えます
しかし、麻雀の歴史が日本では深いという話があったとしてもオリンピックで採用するべきだという話には貢献しません
つまり抜粋で書かれていたとしても「重要」ではないのです
そのように重要でないものを除外し続けましょう
では頑張ってください
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ETS公認ガイドTOEFL iBT第4版 [ Educational Testing ]
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海外の大学選び - 国による特徴
注意:短期留学ではなく正規留学についての内容です
これまではTOEFLの勉強法を中心的に紹介しましたが、このブログを読んでいるほとんどの方は留学が目標で勉強していると思います。
「どの国の大学に行きたい」や「特定の大学に行きたい」って考えを持ってる方もいると思いますが、曖昧な考えで留学したいと思ってる方も多いでしょう。
そんな方々のために今回は国・地域(の大学)などによってどういう特徴があるのか説明していきたいと思います。
今回は人気であろうアメリカとイギリスについて説明します。また少し時間ができたらカナダの説明も付け足します。
アメリカ:アメリカへの留学は日本でもかなり人気だと思います。大学のレベルは関係なく、「アメリカに留学してました」というだけで何か優秀だっていう印象を持つ方もいるでしょう。ですがそういう印象だけで留学してしまうと後悔する場合もあるのでしっかり理解してから留学しましょう。
まずはアメリカ受験の特徴をあげていきましょう。
アメリカの受験は国公立と私立の大学で受験システムはかなり変わってきます。例外もありますが、一般的には国公立の場合大学に直接成績、パーソナルステートメント(これは後程詳しく説明します)、推薦状(不必要の場合も多々あります)などを送ります。反して、私立の場合ほとんどの大学はCommon Applicationというシステム経由でそれらを送ります。ここで重要になるのは、Common Applicationの場合、何個の大学に受験したとしても、一つのアプリケーションしか必要にならないということです。対して、国公立に複数受験する場合はカルフォルニア大学を除くほとんどの場合は一つの大学につき、一つのアプリケーションが必要になってきます。つまり、複数の大学に受験したい場合は私立の方が受験プロセスは断然楽ということです。
※私立の大学全てがCommon Application経由という訳ではありません。もし希望の大学がCommon Applicationを利用していないのであれば大学ホームページでどういうプロセスなのか調べる必要があります
次に重用なのは受験に必要なもの。
成績(中学高校の成績+SATの成績+英語能力測定試験(主にTOEFL iBT))
-中学高校の成績は必要ですがアメリカの場合それほど重視しません
-SATの成績はかなり重視するので大学ホームページなどからSATの基準を調べ、それを目標にしてがんばりましょう(SATのシステムが変わったので今現在は情報は不十分の場合がありますが)
-成語能力測定試験はアメリカの場合TOEFLが基本です。しかし、ほとんどの大学はIELTSも受け付けていますし、TOEICでもいい場合があります。成績の詳しい基準は大学ホームページで調べる必要がありますが、基本的にはTOEFL iBT60~100点あたりです。60が普通の大学、80あたりが中堅大学、100あたりが超名門(IVYリーグなど)
パーソナルステートメント(最重要)
-他の大学でも重視はしますが、アメリカでは他国と比べてもすごく重要になってくるのがパーソナルステートメントです。日本とは違い、アメリカでは人間性などをすごく重視していますのでパーソナルステートメントでは「自分らしさ」をうまく表現する必要があるのです。一般的に重要になってくるのは「自主性」、「リーダーシップ」、「国際性」などです。それらが備わっていることをできるだけ表に出してパーソナルステートメントを仕上げましょう。自分の経験を通して身に着けたこと、学んだことを表わせればより良いでしょう。
[推薦状]
-名門校などは推薦状を必要とすることがあります。その際は学校の先生などに頼んで書いてもらう必要があります。ホームページに「必要ではない」と書いてある場合も、「受け付けない」と書いていない場合はできるだけ送るようにしましょう。
イギリス:イギリスの大学はアメリカと違い、成績をすごく重視します。しかし、アメリカのようにSATという共通試験はないので、中学と高校の成績を送る形になります。しかし、受験要項に国際的なプログラムでの必要成績は書いてありますが、「日本の高校で。。。の成績が必要」などとは書かれていません。だからと言って、受験できないという訳ではありませんが、日本からの受験は難しいです。中学ですでに「留学しよう」と考えているのであれば、IB(インターナショナルバカロレア)が導入されている高校に通うといいでしょう(立命館宇治など)。もし高校で決心したのであれば分かりやすいようにIELTSでしっかりいい点を取るようがんばりましょう。
必要なもの
成績(中学高校の成績、英語能力測定試験(主にIELTS))
-IELTSの基準は大学ホームページで調べてください
パーソナルステートメント
-ほとんどの大学はUCASというシステムを通して受験します。成績やパーソナルステートメントは全てUCAS経由です。そのため、必要なパーソナルステートメントも一つだけです。ここで注意しなければならないのは書く内容です。イギリスでは「この専攻になりたい」という意思、(アメリカのように)「人間性」などを表現する必要があります。ここで注意しなければならないのが、全ての大学に一つのパーソナルステートメントが行くということです。二つ以上受験する場合はくれぐれも「A大学に行きたいです」などと書かないようにしましょう。
※イギリスでは推薦状をもらう必要はありません
特定の情報がほしい場合はコメント欄でお知らせください。できる限り補足いたしまs
リスニングを磨くにはひたすら聞く
スピーキングを磨くにはひたすら音読と前回の記事で紹介しましたが、リスニングを磨くのも同じように、ひたすら英語を聞くことが重要です。
英語を聞くと言ってもどんな英語でもいいという訳ではありません。英語がどんどん上達すればアメリカの訛りであれ、イギリスの訛りであれ聞き分けることは可能になってきます。ですが、全くの初心者がいっぺんに色々な訛りを聞いても困惑してしまうだけで逆効果です。TOEFLは主にアメリカ英語を使うので、英語を聞く際にはアメリカ英語を聞くよう気を付けましょう。
けど、「英語を聞け」と言われてもどうすればいいか分からないでしょう。日本にはアメリカ人なんてあまりいないですし、英会話塾に通っても日本人の先生が多くて日本の訛りが少し入ってたりします。
でも大丈夫、英語を聞くトレーニング何て簡単でどこでもできます。
おすすめの二つの方法を紹介していきます
1)TOEFL教材の付属CD - これは一番重要です。TOEFLの教材(青)にはCDが付属してあり、様々なリスニング問題やスピーチが入っています。それを聞いて何を話しているのかを聞き分けられるよう特訓しましょう。
2)ネットニュースでのビデオ(例:BBC、ABC)ネットニュースのビデオとかも多用しました。ビデオによってはTOEFLレベルより難しい単語が多様されます。ですが、これはTOEFLのリスニング訓練にはもってこいです。TOEFLのリスニングでは全ての言葉を理解できるかを基準に採点してる訳ではありません。分かる単語などの中から、どのように伝えたい内容を推測できるかを見ているんです。言葉が分かっても内容が理解できなければ「コミュニケーション」にあたっては低レベルですし、80%以上の言葉が分からなくても内容を読み取れるのであれば「コミュニケーション能力」は十分といえます。あえて難しいレベルのビデオを見て、内容を理解できるようにすればTOEFLのリスニングではいい点数が取れるでしょう。
では頑張ってください!
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ETS公認ガイドTOEFL iBT第4版 [ Educational Testing ]
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音読で磨く英語の発音
日本育ちの人たちは英語の発音とかは得意じゃないでしょう。なのにTOEFLのスピーキングでは英語の発音なども採点基準に入っています。発音を磨くのには時間がかかります。だからと言って勉強時間すべてをスピーキングに費やせるわけでもありません。だったら他のパートの勉強を通して発音を勉強すればいいだけのことです。
青い教材で勉強するなら教材を音読
単語を覚えようとしているなら単語を声に出す
人間そもそも声に出したり、書いてみたりした方が覚えやすいんです
他のパートの勉強効率もあげ、なお発音も向上するので全てのパートで「音読」するというシステムで勉強しました
最初の一週間は完全な初心者ということで、発音というより基礎知識に集中しましたがそれ以降は常に音読していたからこそ短期間で良い点数が取れたんだと思います。
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ETS公認ガイドTOEFL iBT第4版 [ Educational Testing ]
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TOEFL点数の貼り付け
一応TOEFLで109点取ったという証拠を載せときます
効率良い勉強スケジュール
効率良い勉強スケジュールを紹介します。
この際はETSの公式ガイド、及び公式過去問を持っているという前提で紹介します。(購入リンクは記事の下記に貼ります)
ちなみに、過去問を解く日以外は最低一時間勉強しましょう。過去問を解く際はもっと必要です。
1週間目
青い公式ガイドからひたすら学ぶ
パート(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)に分けて勉強します。単語に重点をおいて勉強します。この際、公式ガイドの付属CDは有効活用しましょう。
2週間目初日
青い公式ガイドに載っている一つ目の過去問を解きます。その際、全てのパートを一日で解きましょう。時間制限内に終わらせることは意識せず、解くことに心がけましょう。しかし、この際時間は計り、記録すること。
※スピーキングの問題は声に出してやること
過去問を終わったら採点し(できる範囲で)、苦手だと感じた部分を記録しましょう。(苦手だった二つのパート)
2週間目残り六日間
苦手だと感じた二つの部分を重点的に勉強します。青いガイドを読み、重要だと思う部分はノートに写しましょう。単語が得意でなかった場合は単語の暗記に注意して取り組みましょう。
3週間目初日
青い公式ガイドに載っている二つ目の過去問を解きます。今度は時間制限内に終わるよう心がけましょう。
※スピーキングの問題は声に出してやること
2週間目初日と同じよう、採点し、苦手だと感じた部分を記録します。
3週間目残り六日間
2週間目と同じように青い教材を使い勉強しましょう。この際、勉強してる部分は発音に意識し音読しましょう。
4週間目初日
過去問を時間制限内で解きます
採点し、間違っていた問題はなぜ間違ったのか考え、理解するよう心がけます。この際青い教材の説明は参考にすること。
4週間目残り六日間
全てのパートを全体的に勉強します。この際も勉強している部分を音読しましょう。
5週間目初日
ここで赤い教材に移行します。最初の過去問を、今度は時間制限の3分の4内で終わらせましょう。試験当日は緊張などもあり、万全な状態でない場合があります。そういう際、答えを見直すことは非常に重要になってくるので時間制限より早く解くことを意識するために時間制限3分の4で解くのです。
採点し、どこが間違っていたのかを見て、理解するよう心がけましょう。
5週間目二日目
5週間目初日と同じこと
5週間目三日目
5週間目初日と同じこと
5週間目四日目
5週間目初日と同じこと
5週間目五日目
5週間目初日と同じこと
4週間+5日間以上勉強する場合は全体的にスケジュールを伸ばしましょう(例:9週間半勉強する場合は過去問を始める前に2週間青い教材を使って勉強する)
5週間目、過去問を解いてから一日空けて勉強するのも良いでしょう。
では、この勉強方法で必要になる教材を貼ります
ETS公認ガイドTOEFL iBT第4版 [ Educational Testi...
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教材選択で始まるTOEFL勉強
前の記事でも話したよう、普通にTOEFLで勉強するのは大変ですが、効率を意識して勉強すればそれほど大変ではありません。
良い勉強は良い教材から始まります。逆に言えば良い教材を使わなければどんなに勉強時間を費やしたとしてもあまり良い点数は取れません。
なぜなら試験勉強というのは主に提示された情報などを吸収して、それを発揮できるようにするプロセスだからです。
本気でTOEFLを受けようと思っている方々はもう知っていると思いますが、TOEFLを制作しているETSという会社はTOEFL公式ガイドというものを発行しています。
TOEFL公式ガイドという青い本はこちらです
Official Guide to the TOEFL Test [With C...
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そしてTOEFLの過去問を載せた教材がこちらの赤い本です。
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青い本にも過去問は載っているのですが、赤い本は違う過去問があるし、量ももっと載っています。私は主に過去問をやって、内容を振り返り、また過去問をやるという勉強法を使ったので両方とも使用しました。もちろん青い公式ガイドだけでも十分な点数はとれますが、本気で高得点を狙っているならば両方買ってみるのはどうでしょう。
ではがんばってください。
次の記事では何故過去問を解き続けることが重要になのかを説明します。